マニアックな個人の狭い領域の好きなもののお話。
お芝居
この間、静岡で芝居をみました。雨が降る中で、食いつく様に見ました。
宮城聡さんのお芝居。SPAC静岡県舞台芸術センターの駿府城野外劇場。
「アンティゴネ」
アビニヨンの演劇祭とアメリカで絶賛されての凱旋公演を去年、やるはずだった。コロナで出来なくて、でも今年は実行。
宮城さんのお芝居を生で見たのは、本当にどれぐらいぶりだろう?Youtube とかでも、もう舐めるように見ていたけど。私が駒場時代に芝居を始めた時に、「ミヤギサトシショー」の話を何度も聞いて。憧れの憧れの憧れの大先輩。
本当に凄かった。行って良かった。
感動し、圧倒し、祝祭、ということを深く感じた。鎮魂の盆踊り。 小学4年生の子供も引き込まれていた。
美加里さん、今も圧倒的で、美しくて、びっくりもした。
アニメ
ひかりTVで、検索してたら出てきたので見ちゃった。
ガンダムThe OriginのOVA。No.1-6かな。シャアとセイラに焦点を当てたシリーズ。
本では読んだことがあったけど、OVAで出ていたのを知らなかった。面白かった。
これまた、小学4年生の子供と一緒に見た。シャアとガルマの関係の描き方が本当に上手で惹き込まれる。士官学校の特訓の中で、シャアが足を滑らせたガルマに毛布をかけるシーンがあるけど、あー、この毛布を二人でつなげたらPUPテントだな、と思った。
これで、ガンダム仲間に、子供もひき込んだぞ。
シャア、ララァに、「仕事が終わったらすぐ帰る」と連邦の戦艦を沈めながら語るところが大好き。
漫画
本屋で、萩尾望都の「一度きりの大泉の話」を読んだ。竹宮恵子の「その名はジルベール」も読んでたので、そうなんだ、と思いながら読んだ。
私は、少しだけ後追いで、萩尾望都も竹宮恵子もどっぷりとハマって読んでいた。特にSFのお話達。このお二方をご存知の方、どれだけいるかなあ?少女漫画の大家のお二人。
ただ、このお二人が創作活動の最初期に一緒にいて、2年を過ごしてお互いに傷付きあって別れた大泉の話は、「秀才と天才」「天才に嫉妬する秀才と、嫉妬すら理解しない傷つきやすい天才」みたいなお話。世の中、天才なんてほとんどいなくて、秀才はいっぱいいますね。私は竹宮恵子の方が親近感を持ちました。
で、もう一度、「11人いる!」とか「私を月まで連れてって!」とか引っ張り出して読み直しました。
結論とか、メッセージとかがあるお話ではなくて、好きなものは、いつ見直しても好きだなあ、というだけのお話でした。
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