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LEDカンブリアンランプ燈火(とうか)
  • LEDカンブリアンランプ燈火(とうか)


    現在オーダーをいただいております方々へ


    お待たせをしております。
    何卒、今しばらくお待ちをください。

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    コンセプト

    イギリスの石炭鉱山で使われていた「カンブリアンランタン」というランプがあります。

    別名ではマイナーランプと言われているものです。
    真鍮のボディで作られた、決して明るくはないけど、雰囲気が抜群のランプ。

     

    キャンプオンパレードでは、そのマイナーランプを独自にLEDランプとして開発をしました。

    「クラシックの再解釈」のキャンプオンパレードのテーマに則り。

    あのヴィンテージ感ある雰囲気はそのままに。目に優しい安定した灯りをともす道具として。

    サイトの目印に、食事時の雰囲気作りに。

     

     

    名前の由来

    ともしび=燈、という意味をこめて、燈火(とうか)と名付けました。

     

    「カンブリアンランタン」の歴史

    イギリスが産業革命を他国に先行して迎え、世界の先頭を走るようになった原動力の一つに、国内でエネルギー源たる石炭が豊富に産出したということがあります。

    石炭が掘れたのは、イギリスの中でもウェールズと言われる地方。イギリスの地図で左側に飛び出している場所です。カンブリアというのは、ウェールズの古い呼び名の一つでもあります。

    そのウェールズの石炭鉱山で使われていたのでカンブリアンランタンと呼ばれました。また別名をマイナー(miner、鉱山夫)ランプとも言われるようになりました。

     

    石炭鉱山の労働環境は、非常に過酷なものでした。石炭鉱山での過酷な労働環境は、ゲド戦記外伝やドリトル先生の物語、イギリスの大小説家ディケンズの小説などにも出てきますね。

    そして、過酷なだけではなく危険なものでもありました。

    暗く細い坑道を掘り進めていくには、何らかの灯りが必要です。だけど、地中深くは有毒ガスも出ます。ろうそくの火が、有毒ガスに触れると爆発を引き起こし、非常に危険です。

    そこで、火を金網で囲って、有毒ガスに触れにくくしたランプが生まれました。それがカンブリアンランタンの原型です。

    ただ、金網で覆うだけだと、炎が見えなくなりどんどん暗くなる。

    炎の周囲はガラスにして、空気が入る経路を少し複雑にし、上部分には金網を置いて、上昇気流の力も利用したりして、有毒ガス対策と明るさの両立をはかるなどといった進化を遂げます。

    さらに有毒ガスに少し触れると、炎の色が変わったり、炎の大きさが変わるような空気の流れを工夫したりして、安全対策だけではなく、危険の探知機としても使えるように発展をしました。

    このランプが生まれる前は、鳥のカナリヤが使われていました。カナリヤは人間よりも先に毒ガスに気が付くのです。

     

    この間、カンブリアンランタンの誕生と発展に大きく貢献した博士が、特許を開放して石炭鉱山で大きく普及をするように尽力をしたりという良い話もあります。その結果、どれだけ多くの人の命が救われたことか。

     

    使われ始めたのが1860年ぐらい(明治維新直後)。それから第二次世界大戦頃まで80年ぐらいも、実際に実用品として使われていたのです。

     

    天空の城ラピュタで、パズーが地下の坑道を探検する時に手で持っていたのがこのカンブリアンランタンですね。

     

     

    商品開発の考え方と基本仕様

    キャンプオンパレードが始まった2016年当時、ヴィンテージ物のカンブリアンランタンを多く扱わせて頂きました。まだ、店頭で実際に手でとって見れるお店が殆ど無かった頃です。
    今では、多くのレプリカのカンブリアンランタンが流通をするようになりました。

    このカンブリアンランタンの燃料は灯油です。決して明るいランタンではありません。

    ただ、雰囲気は抜群です。

     

    我々がキャンプで使うのは、有毒ガスの探知というよりは「あかり」としてです。

    であれば、より手軽に気楽に使えるランプになってもいいのではないかという思いから、LEDランプ化をいたしました。

    LED化にあたって目標としたのは、「テーブルの上に置いて料理が美しく見えること」「ゆっくりとした豊かなキャンプの夜の時間にふさわしい暖かい灯になること」の二つです。

     

    1)LEDランプとしての明るさ

     カンブリアンランタンは、本来的に決して明るいランタンではありません。

    従って、メインランタンとしてではなくサブのランタンとしてお使いを頂けるよう明るさは100ルーメン程度に設定をしました。

    キャンプは夜の美しさも楽しむもの。テーブルの上は明るすぎても残念なものです。LED部分の明るさは120ルーメンに設定をしてあります。それを羊皮紙でくるむことで100ルーメン程度になります。この明るさはスノーピーク社のほおずき(100ルーメン)程度になります。

     テーブルの上に置いていただいても、眩しくはなく、丁度いい雰囲気を作ってくれます。

     

    2)LEDランプの色

     光の色も重要です。料理が美味しく見えるように、人の顔が優しく見えるように。

     1800ケルビンというオレンジ色の色味に設定してあります。このオレンジ色は、ろうそくの光のような暖かい色です。LEDで一般的に表示される「電球色」よりも少しオレンジ色です。ランプの真鍮のボディのくすんだ輝きを引き立て、ヴィンテージ感のある雰囲気を醸し出してくれます。

     そして、LEDの光源を囲っている羊皮紙を通すことで灯が、さらに優しく暖かくなります。やっぱりヨーロッパ起源のランプですから、和紙ではなく、薄く削いだ羊皮紙を選びました。

     この色温度は、バルミューダ社のThe Lanternよりも、スノーピーク社のほおずきよりも、オレンジ色によった設定になっています。

     

    3)光の揺らぎ

     より雰囲気を醸し出すよう、光の明るさがゆっくりと変化する「ゆらぎ」のモードへの切り替えも可能です。食事の時は安定した光で、食事後はゆったりとゆらぐ光にするのもいいですね。

     

    4)連続点灯時間と充電方法

     夜が長い時期のキャンプ場でも、灯りが持つように、5時間同じ明るさを維持できます。
    5時間経過後は、明るさがゆっくりと減少しながらまだ数時間点灯を続けます。

     USB(タイプC)ケーブルで充電が可能です。

     

    5)防水

     朝露などを心配せずに使える基本的な防水性を保有しています。

     

     

    製造・開発のパートナー

    カンブリアンランタンの真鍮のボディは、インドで一つ一つ手で作っています。

    今、世界で作られているカンブリアンランタンは、まず間違いなくインド製です。その幾つかある工房の中で、キャンプオンパレードが選んだ工房は、モラーダーバードにあります。デリーから東へ200キロ弱。ムガール帝国の王族の名前を冠した真鍮の手工芸品で有名な街です。

    インドがコロナで本当に大変だった時も、根気強く試作を繰り返してくれました。

     

    LED部分は、今回のランプのために新規に設計をしたものになります。日本のカスタムLED製品を得意とする専業メーカーが引き受けてくれました。

    バッテリーの納め方、LEDの組み込み方など、何度も専用のLED照明を作ってきた経験が無いと出来なかったと感じています。

     

    羊皮紙は、日本国内で手作りで一枚一枚製造をしているものを選びました。ヨーロッパで信じられないほど昔から使われていたもの。その歴史の積み重ねから透けて見える灯をお楽しみください。

     

     

    仕様

    サイズ:本体高さ24cm、吊り下げ輪含めた高さ35cm、直径7.5cm

      ¥16,000価格
      在庫なし
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